極細の糸で思わぬ来客
室漁港でウキ
平成20年2月11日(月) 17:30~20:30
中潮 満潮 2:24 14:39
干潮 8:24 21:08 ※網代
もう二週間以上釣りに行っていない。
「忙しい」and「寒い」といえども
毎週釣りに行くのが当たり前の私にとってはあまりにも苦痛である。
ついには家でシャドーキャスティングをするようになり(推定飛距離180m※理想)
嫁さんからは白い目で見られる始末
そんなときに久しぶりの穏やかな天気
近くで投げようか?
阿南まで行こうか?
淡路島に遠征しようか?
今日こそはっっ!!
と、あれこれ釣り雑誌を見ているうちに
気づけば正午…。
時間遅いし今日はやめようか…。
そう思い、近くの広場で嫁さんとキャッチボール。
釣りへの気持ちを球に込め、思い切りボールを大遠投するも
飛距離は「ちょい投げ」クラス。涙。
それに加えて肩は激痛…。
私の竿(肩)はカーボンでもなくグラスでもなく、「ガラス」です。涙。
そんなこんなでもう夕方。
肩は痛いけど、どうしても釣りに行きたい。
私のブログファン(いるのかな?:笑)が釣果を待っているはずっ!!
老体に鞭打って、出撃しました。
室漁港です。
狙いはメバル!
荘内メバル釣り吉さん(メバル先生)の影響を受けて
昨年から挑戦中です
まだ爆釣したことはないけど
本命の左波止コーナー部には先客がいたので
先端部に入釣。
さっそく仕掛けをセットし
ウキ下3~4mで仕掛けを流していきます。
でも、潮がほとんど流れてない…。
中潮だから、もっと流れてもいいのに
タナを微調整したり、誘いをかけたりするも生体反応なし
しばらく退屈な時間が過ぎていきます。
潮が左から右へと流れ出した19:00、
水面で赤く光ったウキが静かに沈んでいきました。
「おっ、この上品な消しこみはメバルやっ!」
ニヤニヤしながらあわせを入れると
充分な手ごたえ
「これは20cm、いや25cm級や!」
高鳴る期待を抑えながらリールを巻き上げていきます。
するとさらに重量感が増してくる…。
「ん、これは尺メバルかっ!?!?」
その時
ジジジーーーーーーーーーーージィーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッッ!!!!!!
締まりのない砂ーマンのカルディアドラグから
一気に糸が出ていきます。
少し締めて巻き上げにかかるも
1号の磯竿(穂先を3回折ったので正確には1.2号ぐらいです:笑)が
根元から曲がって耐えられません
「あーっ!、シーガーグランドmax 0.8号が切れるーっ!!」
シモリに引っかかってもエラ荒いされても一瞬で切れます。
ドラグ調整しながら必死にやり取りすること5分、
やっと姿をあらわしました。
良型のスズキ君です。
「あ゛」
「タモが車の中や………」
このラインではごぼう抜きできるはずもなく
ひたすらスズキ君の抵抗に耐える砂ーマン。
周囲の助けを得ようと後ろを向いた
その時、メバリングのお兄さんが来ました。
砂 「あ!!あげられないんで ■$Ф☆@~й㊥▽…(興奮してうまく話せません。
たぶんハリスが0.8とかメバル狙いだったとか 言ったような気がします。笑)
タモ取って来るんでお願いしますっっ!!」
メ兄 「いいですよ。走らせておきますね。」
快く了解してもらったお兄さんに竿をバトンタッチし
私は車に向かって猛ダッシュ!
気持ちに足がついてこず、
前のめりになりながらも漁港を
全力疾走して駆け抜けます。
注:よい子は真似しないでね
タモを片手に酸欠・気絶寸前で戻ってくると
お兄さんはきちんとやり取りしてる。
「やっぱり、ルアーマンはやりとりうまいわ」
と感心してる場合じゃないけど
もうこっちのもんです。
再び竿を握り巻き上げにかかると
さすがにスズキ君も疲れたのか
じわりじわりと水面にあがってきます。
お兄さんにタモですくってもらい
スズキ君61cmです
良かった~。
お兄さんがいなかったら
波止でひざまずいて落ち込むハメになるとこでした。笑。
感謝感謝です。
お兄さんありがとう!
その後は狙いをメバルに絞るも
アタリなく
20:30納竿。
本命はボウズだったけど
嬉しい外道が釣れました。
ま、いいか。
メバルは今度先生に教えてもらおっと。
帰り際、恒例のごみ拾い。(ペットボトルの日)
ここはゴミが多いです
室漁港は好きな釣り場の一つだけに
少しでも綺麗になってほしいな。
帰宅後、スズキ君をさばいて冷蔵庫へ。
翌日、嫁さんの友人がきたので
「刺身」「煮付け」「味噌汁」「からあげのだし煮」「づけ丼」と
砂ーマン流 スズキフルコースを仕上げました。
三人で舌づつみ。
美味しく堪能しました。
特に尾の近くの刺身は歯ごたえ抜群で絶品!
たまにはこんな釣りもあるんだな。笑
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