佐田岬。大量収穫に備えた新兵器

砂ーマン

2013年01月19日 10:28

伊方でカゴ


新年が明け,仕事も少しずつ慣れてきました。
しかしさすがに金曜の夕方には精神的にぐったり

そんな中,定時を迎え帰宅の準備をしていると
上司から突然のお誘いが


上司 「明日,アジとサバを釣りに行くんだけど一緒に行く?佐田岬に」


砂 (え?アジとサバ??佐田岬は聖地のはず!?
   豊予海峡のアジ・サバは大分佐賀関でとれるのは「関アジ・関サバ」
   愛媛佐田岬でとれるのは「岬アジ・岬サバ」と超高級ブランド
   特にサバに関してはアニサキスの寄生率が低く,鮮度が他の
   サバより落ちにくい。きちんと〆れば刺身も可能だったはず!?
   [※注 自己責任]
   でも家の用があるし,行けそうにないかも・・・?)

   <ちょっと考えさせてもらっていいですか?また連絡します>

   (今まで釣り画報の情報を見ては指を加えて見てたあの場所か?
   自分ひとりで行く勇気も無いし,これを逃したら一生行かないかも?
   でも高速の運転苦手だしどうしよう・・・)(´・_・`)

   帰宅の車中,行くか行かないかをメトロノームのように延々と考え,
   結論が出ないまま,家に到着

   そして恐る恐る嫁さんに上申してみると・・・


嫁 「クーラー満パンにして帰ってくるなら行ってきなさい」


砂 「  ( ̄□ ̄ヾ)っ! 食べきれんかもしれんで」


嫁 「 ( ̄ー ̄) 




  何か策があるような含み笑いをされ
        思いもよらぬ許可指令が下りました



  そうと決まれば上司に速攻

  
  翌日,伊予IC近くで待ち合わせ,一緒に戦場まで向かいます

 
  佐田岬のアジサバは情報の鮮度が命とのこと
  
  上司曰く「昨日釣れたという情報以外信じません」
  ときっぱり

  途中,釣り仲間の方から情報収集し,現地視察を重ねていきます。


  とある場所では「尺はおろか40cmアップのギガアジ」
  数匹クーラーの中に入れている方もいました


 ただ・・・

 
 上司 「この場所は釣れるか釣れないか全く読めない。
    せっかく来てもらって釣れなかったら申し訳ないから
    確実に釣れるとこに行こうか?でも上級者向けポイントだよ:笑」


 砂 「  ( ̄□ ̄ヾ)っ! 」


 土地勘が全くないので,案内されるまま戦場に到着
 すると,波止には既に15人ぐらいの釣り人が

 
 ん?
 そんなにいるのに仕掛けを投げている人は3人ほど・・・。

 後の人は夕御飯を食べたり,談笑したりしています。


 上司 「ここは暗くならんと釣れんよ。それまでゆっくり準備しておいて」

 
 と手渡されたタックルはインナーガイドの4号磯竿と
 5000番のPE5号を巻いたリール+とんでもなくでかい
 自作ウキとカゴカブラ仕掛け?



 まったく未知数のタックルです


 とりあえず,準備をして波止周りを散策していると・・・










 顔なじみさんが泳いでいました


 豆アジさんも確認できたので密かに持ってきたアジングタックルで狙うと

 3投目に難なくヒット( ̄ー ̄)



 でも横のおじさん,タモですくってますが何か??



 辺りも薄暗くなってきた18時。上司の竿が綺麗な半弓を描いています


 自信に満ちあふれた姿で抜き上げたのは
 いきなり良型アジのダブル


 その瞬間,波止が急に慌ただしくなり,一斉に皆
 豊予海峡の本流に仕掛けを投げ入れていきます


 私も教えられたとおり,準備し50m先のポイントに
 投げ入れようとするも,狭い感覚に仕掛けが並んでいく光景に
 圧倒されます
 
 仕掛けが潮に流れると同時に皆それに沿って
 一列に波止を歩いていく初めての光景



 道糸PEだし,絡んだら地獄。
 釣り人同士でもトラブル頻発の釣り場とのこと

 ひぇー怖い・・・。


 上司は狭いウキとウキの合間に仕掛けを投げ入れ,
 テンポよく釣り上げていますが,

 私は戦闘民族サイヤ人ではなく,農業用ナメック星人なので,
 ポイントが空いたの確認して投げ入れます


 するとモゾっと微妙なアタリ


 





 本日初の獲物はアジ25cm
 
 豆アジしか釣ったことのなかった私は
 このサイズでもびっくり


 調子に乗ってすぐさま投げ入れると,
 今度はウキが勢いよく横っ走り


 となりの人に絡まないよう,鬼まきをしてぶっこ抜くと・・・








 おーーーー!丸々と超えた
 サバ40cm
 
 美味しく食べたいのでワイヤーで〆ていきます。



 お次も勢いよく横っ走り

 おーーー!!!!
 今度は先ほどより強烈に突っ走っていきます

 (何だ何だ!この引きはっ!こんな引きもあるなんて,
 私はまだまだ釣りのことが分かっていなかったんだー!
 『釣りできます』なんて調子に乗ったこと言ってゴメンナサイ)


 と何故か反省しながらまきまきします。

 腰を落としてなんとか足元まで寄せるも,まだまだ抵抗する獲物。


 「せーの,よっこらせー」となだれこむようにぶり上げたのは・・・。








 サバ42cmと43cmのダブル


 はぁ。重かったーーー(-。-;


 その後も一投ごとにアタリがあります


 お次は正統派の引きで上がってきたのは







 尺アジ31.5cm


 おいしそーーー( ̄ー ̄)



 ポイントと潮もさることながら,この仕掛けの効果も大きいです。 



 そんなこんなで順調に収穫を伸ばし,エサは残っていましたが,
 眠くなってきたので,1:30納竿
 
 上司にお裾分けをいただき,
 家に帰ってクーラーを確認すると


 
 





 ノルマ達成( ̄ー ̄)
 


 でもここから捌いてどうしよう・・・。
 お裾分けも限界があるし・・・。



 と考えていましたが,嫁が年始にこんなものを買っていました。



 




 
 『真空パッ君』






 他にも一夜干しにも加工して
 すべて捌くのに4時間かかりましたが,
 3ヶ月分ぐらいの食料になりました( ̄ー ̄)


 もちろん,刺身・しめ鯖・塩焼きも最高


 しばらくは美味しい魚が食べられそうです
 もう気軽には行けない釣りだけど(苦笑)


            完


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